受験体験記の更新を考えております。もし、大学体験記を共有してくださる方がいらっしゃいましたら、コメントをいただけると幸いです。
こんにちはNakadonです。前回東工大大学院A日程のお話しました。今回はB日程についてお話します。東工大大学院の入試構成やA日程については東工大大学院A日程を参照してください。
・目次
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B日程とは
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B日程の難易度
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TOEICは何点取ればよい?
・B日程とは
B日程について説明します。東京工業大学大学院試験にはA日程とB日程の2種類が存在し、B日程は筆記試験となっています。A日程で不合格だった人及びA日程の受験資格を得られなかった人が受けます。
各学部によって入試科目は当然違ってきますが、私が受験した電気電子系では電気数学、電磁気学、電気回路or量子力学、TOEICが受験科目でした。配点は電気数学が300点、電磁気学が300点、電気回路or量子力学が200点、TOEICが150点となっており、950点満点です。
合格点数は全体の5~6割ほどとれていれば十分でしょう。しかし、人気ある研究室の場合、全体の6~7割ほど取らないと厳しいです。よく大学院試験では「内部生が優遇されている」といった噂がありますが、東工大においてはそのようなことはないです。
・B日程の難易度
年度によって難易度が変わります。
電気電子系では、平成26年度以前の過去問はかなり難しいです。出題範囲が広く、問題のレベルも高いです。これらの年度では正答率がおよそ5割で合格になると思います。
一方で、平成27年度以降は容易に解ける問題が多いです。正答率がおよそ6割~7割で十分です。簡単になった主な理由としては、他分野からの受験の負担を軽くするため、受験科目数の増加のため、などが考えられます。
東工大大学院試験の倍率は1.1倍~2.0倍です。一見簡単そうに見えますが、東工大生と戦わなければならないので、外部生からしたら少し高いです。内部生はほとんど合格します。また、A日程でも合格者はわりといます。ですので、外部生からみたB日程の倍率は3倍くらいはあるんじゃないかと(私の主観)。
・TOEICは何点取ればよいか?
よくネット上に書かれている「TOEICのスコアは600点あれば十分」とされていますが、正直600点では少し厳しいと思います。よく「TOEICの点数を稼ぐより電気数学などの一問を正解したほうが良い」といいますが、簡単な問題は皆解けますし、難しい問題は解けません。そうなると差が付くのはTOEICの点数となってくるわけです。
学校説明会の際に600点代を持っている受験生はかなりいました。ですのでTOEICは700点を目標にし、他大学の受験生よりアドバンテージを稼ぎましょう。
私自身、英語が苦手であり、TOEICの点数を上げるのにとても苦労しました。そんな私でも800点代を取得することができました。A日程の面接中、強力な武器としてアピールできました。
以上でB日程の説明は終わりとなります。参考になったら幸いです。質問等がありましたら、遠慮なくしてください。あざした!!